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君に熱視線゚
第42章 すれ違い
「うん。好きなテレビの時間になっても視にこないからたぶん‥」
『飯は?
‥食べなかったのか?』
晴樹は店でほとんど食べなかった苗を心配して空に尋ね返した
「食べてないよ。だって兄ちゃん達と食べたんじゃないのか?」
『‥‥‥食べたけど、ほとんど手をつけてなかったから家でゆっくり食えって苗の分も余分に持たせたんだよ‥』
‥食べてない?そんなに調子悪かったのか‥‥
電話口で晴樹は疑問に思う。
『そうか‥わかった。
今日、ちょっと一緒に居た時も調子悪そうだったから電話してみたんだけど‥
じゃあ後で苗の様子見て兄ちゃんに電話くれるか?』
晴樹に頼まれ空は返事を返すと電話を切った‥
そして、オカンに告げる。
「なに?晴樹クンから?持ち帰りのお礼ちゃんと言った?」
「あお礼忘れた‥」
「んもう、バカね!」
「いいよ後で電話するから。それより母ちゃん‥」
空はオカンに怒られながら電話の内容を告げ、身重のオカンの代わりに自分達の部屋へ苗の様子を見に行った‥
「母ちゃん!!
姉ちゃんがっ…」
「──‥!?」
そして空が慌てて二階から駆け下りてくる!