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君に熱視線゚
第43章 距離…

『なんだって?』


晴樹はもう一度聞き返す。

「うん。あのね‥

お迎え、いいだから。
兄さん来なくてだいじょびだから。」


『───‥‥』


苗はそんな言葉を返していた…


『いいって‥

おじさんが言ったのか?』

‥おかしい…
おじさんからはさっき連絡が入ったばかり。

“昼に退院だから、じゃあ頼むなっ”


満作からはそんな連絡が入ったばかりだった‥


『誰か迎えに来てくれることになったのか?』

おじさんからは何も聞いてないのに‥

晴樹はそう思い問いかける。

「うん。あのね、大ちゃん来てくれるって‥」


『・・・

──…っ!‥はっ!?』

‥大ちゃん!?

『大ちゃん!?

大ちゃんって何言ってんだお前?アイツは学校だろ!?』

そう平日の昼と言えば学生はまだ、学校に居て当たり前。
学園に席は置いてるものの、理事長の身内であり高校、大学の卒業資格を持ってる晴樹だからこそ、車通勤したり登校の多少の自由が許されているのだ‥


‥大会を前にしてまさか学校サボる気じゃねえよな?またアイツの邪魔が入るのか!?

苗の口から出た夏目の名前に晴樹は少しずつ冷静が保てなくなっていく‥

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