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君に熱視線゚
第43章 距離…
◇◇◇
「じゃあ、田中さん。
相談事があったらいつでも来てくださいね!
悩み多き年頃なんだから独りで悩んじゃ駄目ですよ?」
「‥‥‥はぃ?」
約束通り、昼前迎えに来た晴樹の車に乗り込んだ苗にドクターは病室で見せたあの怪しい笑みを浮かべ助手席の苗を覗き込む‥
その笑みは隣の晴樹にも注がれていた
意味深な含み笑いを溢すドクターに会釈を返し車を発進させる‥
「まだ、体調悪いか?」
晴樹は隣で静かにしてる苗を心配して話かけた。
「だいじょびだょ‥」
「‥‥」
全然だいじょびそうじゃない‥
晴樹は前を向いたまま無表情でそう返す、いつもと全く違う雰囲気の苗を気に掛けながらハンドルをきる
無言の続く車内で空気だけが静かに張り詰めていく‥
「な‥」
「はい、もすもす!
あ、大ちゃんっ?」
重い空気を換えようと晴樹が苗に呼び掛けた時だった。
さっきとはまったく違ういつもの苗。
そんな苗が携帯を手にし、呼びかけた相手の名は夏目だった
‥夏目?
「じゃあ、田中さん。
相談事があったらいつでも来てくださいね!
悩み多き年頃なんだから独りで悩んじゃ駄目ですよ?」
「‥‥‥はぃ?」
約束通り、昼前迎えに来た晴樹の車に乗り込んだ苗にドクターは病室で見せたあの怪しい笑みを浮かべ助手席の苗を覗き込む‥
その笑みは隣の晴樹にも注がれていた
意味深な含み笑いを溢すドクターに会釈を返し車を発進させる‥
「まだ、体調悪いか?」
晴樹は隣で静かにしてる苗を心配して話かけた。
「だいじょびだょ‥」
「‥‥」
全然だいじょびそうじゃない‥
晴樹は前を向いたまま無表情でそう返す、いつもと全く違う雰囲気の苗を気に掛けながらハンドルをきる
無言の続く車内で空気だけが静かに張り詰めていく‥
「な‥」
「はい、もすもす!
あ、大ちゃんっ?」
重い空気を換えようと晴樹が苗に呼び掛けた時だった。
さっきとはまったく違ういつもの苗。
そんな苗が携帯を手にし、呼びかけた相手の名は夏目だった
‥夏目?