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君に熱視線゚
第43章 距離…

ハンドルを抱え塞ぎ込むとそんな言葉が口をついて出ていた

好きだって想いも通じない‥

一緒に居ることもままならないっ

やりばのない想いを堪えきれず晴樹は一気に顔を崩した。

ハンドルを握り締めた手を放すと歪む顔を両手で覆う。心の乱れを断ち切りたくてドアのフロントガラスを力無く何度も叩くと晴樹は小刻みに震える肩をかばうようにうずくまる



苦しい‥
もうごめんだ!

こんな想いっ

もう、したくないッ


苗のことを想うと心が壊れる

「苗っ‥

もう‥無理だッ‥」

みっともない程震える唇を噛み締めながら晴樹は嗚咽と共に言葉を吐いた

もう何もかもが耐えられない──


晴樹の心はこれ以上の苦しみに耐えられないほど弱りきっていた‥



思い通りにいかない晴樹の恋‥
どんなに頑張っても
叶わぬ想い──

ほんのささやかな夢さえも恋の女神は見せてはくれなかった…












〃俺も忙しいしな‥〃


「やっぱり忙しいんだ…」

苗は晴樹の言った言葉を思い出していた…

「ん?なんだ?
姉ちゃんなんか言ったか?」

「‥
なんでもないだょ」


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