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君に熱視線゚
第44章 恋の行方
「ああ、‥
そこでだ。役員会議を開いた結果‥
お前をそこの代表に‥」
「──……な‥んで‥‥俺!?冗談だろ!??」
「な‥訳なかろう
わざわざ会議開いてなんで冗談なんかせにゃならん!」
──‥そりゃそうだけど…
「予定はいつ?」
海外進出。支社はいくつもあるが別会社としての本格始動。なんとなくそんな動きがあるのは知っていた‥
この日の為にクライム家と友好を保っていたことも‥
ただ、まさかそこの代表に自分を抜擢してくるとまでは──
社会経験、経営実践なら兄貴達の方が十分経験豊富。
自分も会社は持っていれど半分遊び。小遣い稼ぎができれば‥そんな安易な考えて起こした気楽な会社‥
人を使った経験もない‥
なのになんで──?
「お前が卒業したらその足で向かってくれ。」
「‥は!?」
‥なにっ!?
「ちょ、親父待てよ!!」
「いや待たんっ!」
慌てる晴樹に智晴は笑顔で言い切る
「それから、今度から外では社長と呼びなさい。」
「──…な…」
晴樹は絶句していた。