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君に熱視線゚
第44章 恋の行方
「急過ぎるだろ!?」
「急過ぎる?
そんなことはない!
この日の為に何年も前からプロジェクトを組んでる‥
お前のサポートに優秀な人材も確保してある。準備は万端。急過ぎるなんてことは何もない…
足りないのはお前の代表としての挨拶くらいなもんだっははは!」
「何がははは!だよ」
抵抗を繰り返す晴樹に智晴は陽気な笑いで返していた。
そしてサラッと付け足す
「実はもう水面下で稼働してる‥‥‥」
「──!?」
「来週、早速渡米して挨拶だけでも出来るよう段取りを組んだから後は村井に聞け」
「え、!?
私何も聞いて‥」
「‥」
智晴のこの言葉には村井も戸惑いを隠せなかった
「‥っなんなんだよあいつら!?」
「‥‥まあ、今に始まったことでは‥‥‥」
帰りの車の中‥
晴樹はじだんだを踏みながら村井に訴える‥
「リディ!」
「な何かしら?‥」
終始無言だったリディに晴樹はいきなり話しかけた。
「お前まさか、このこと知ってたんじゃ!?」
「‥‥」
晴樹にそう問われリディは目を泳がせていた‥