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君に熱視線゚
第44章 恋の行方

「苗、それよりこれ‥」

「‥ん?‥‥ああ!」


夏目は都大会の案内用紙を苗に見せた。

「土曜日‥来てくれるよな?」

「うん、行くだょ!」

「そうかっ
俺、絶対頑張るからな!!」

苗の返事を確認し、夏目はイキイキと顔を輝かせる。

‥よし、この大会で優勝したら‥
国体までは程遠いか‥トホホ‥

ん!?でも待てよ‥

そだっ!

夏目は何かを思いついたようだった。


「なあ、苗」

フォークを握ったままの苗の手を夏目は両手で包み込む

「大会で優勝したら‥」


「うん?したら?‥」

「したら‥//

デートしてくれるか!?‥//」

「う、ん
いいだよ‥べつに」


夏目の勢いに飲まれ苗は要件を受け入れていた‥


‥よしっ
こうやって度々デートに誘ってれば‥
国体まで無理に我慢しなくても、いつの間にか付き合うことになっちゃったりなんか‥//

‥しちゃうように仕向け‥//


うくっと含み笑いを浮かべている。
夏目の姑息な作戦が始まっていた

キラキラとした笑みを浮かべ妄想にふけはじめた夏目の隣で苗は再び右脳を使う‥


‥むうぅ

忙しいだって‥

忙しいだって‥‥むぅ‥


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