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君に熱視線゚
第44章 恋の行方
むぅ
‥後で電話してみるだょ
苗はそう考えていた。
◇◇◇
「晴樹、準備できた?」
晴樹の仕事部屋に顔を出したリディがそう声を掛けてくる。
「できたよ、行こう。」
数台のパソコンをいじり仕事を消化した晴樹はリディに返事を返しながらデスクから腰を上げた。
晴樹と共に帰国することになったリディの為に、再びショッピングに付き合わされるはめになってしまった‥
だが、晴樹はリディの我が侭に進んで付き合ってあげている‥
‥もう、苗の為に時間をさく必要はない‥
「リディ、買い物だけじゃなくて他に行きたいところはないのか?」
「え?
晴樹、連れてってくれるの!?」
部屋から出てきた晴樹の言葉にリディは声を裏返し聞き返す。
「‥‥‥
行きたい所があればな‥
向こうに帰ったら俺は忙しくてかまってやれないから、遊びたいなら日本に居るうちだぜ?」
晴樹の言葉にリディは目を輝かせた。
「……わかったわ!
後で決める。
今日はアキバに行きたいの!」
「アキバ!?」
‥こいつはどこまで日本に詳しいんだ?
晴樹は助手席に乗り込んだリディを見つめた‥