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君に熱視線゚
第44章 恋の行方

「買い物はこれで終りなんだろ?」


「‥‥」


晴樹の問いに苗は無言で返す。

「‥‥‥

なんだ、まだあるのか?」

「‥‥買い物は、これだけ‥‥‥」

「‥そか、
じゃあ外でタクシー拾ってやるから‥」

‥え?
タクシー!?

大根を持って前をスタスタと歩きながら言った晴樹の言葉に苗は目を見開く。

「に、‥兄さん!
兄さん車で来てないの!?」

「‥?
車だけど?‥なんでだ?」


後を追いかけ隣に並んだ苗に晴樹は反対に聞き返した。

「‥な、なんでって‥ 兄さんの車で送ってくれるんじゃないの?‥」

晴樹の歩幅に合わせ大股で息を上げながら苗は言った

「‥‥‥俺は‥

まだ、ちょっと用があるから…
タクシー代はやるから心配するな‥」



そう言って晴樹は足を止めて苗に笑いかける。
そしてふと、寂し気な目をした…

ほんとは送ってやりたい‥

アメリカに行くまでに出来るだけ一緒に居れればどんなに嬉しいか…


でも、そんなことして結局辛い思いをしなきゃならないなら‥


苗は再び歩き出した晴樹の後ろ姿を見つめていた。


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