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君に熱視線゚
第45章 恋の片道切符
信号待ちの車から降りようとする苗を晴樹は慌てて止める。
「苗ッそんな意味で言ったんじゃないって!!」
「‥‥?
ほんとに?」
「ああ‥」
「ほんとにおかしくない?」
「ああ‥
に‥───」
「に?」
「似‥
‥‥合う‥よ‥//」
晴樹は苗を見つめると言葉を詰らせながら搾り出す‥
「・・・・‥
ほんとに?」
「あぁ‥//
可愛いから‥マジで///」
「‥かわいい?」
「‥//」
‥ダメだ
耐えらんねえ‥//
照りを増す晴樹の身体からは湯気が立ちかける‥
顔は恥ずかしさで真っ赤に染まっていた。
‥可愛い‥なんだ‥っ
そか‥//
苗は晴樹の言葉に安心しながらずり上がるスカートを気にしている‥
「‥苗、//
あんま気にするな。
そのくらいは見えてるうちに入んないだろ?
周り見てみろよ」
そう言って指差す先に目をやると超ミニで颯爽と歩くギャル達が目に写った‥
「ケツが見えてもお構い無しだろ皆‥」
晴樹にとって見慣れたギャル達の露出‥
ただ‥気にするなと言いつつも、見慣れていない苗の今日の服装は、気にならない筈がなかった‥