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君に熱視線゚
第45章 恋の片道切符
「乗ってみたいか?」
「うん。一回でいいから乗ってみたい!」
「そうか…」
望遠を覗きながら苗は興奮気味でそう語る。
晴樹はそんな苗をしばらく見つめると軽く息を吐いた。
「んじゃあ…
俺の奥さんになるか?」
「───‥
‥‥お、奥しゃん?‥」
そのセリフに苗は望遠から顔を上げ晴樹の顔を見上げる
「───‥?」
「ああ、
結婚して奥さんになったら毎日、飛行船に乗れるぜ」
晴樹は冗談交じりにウィンクを返す
「───‥‥毎日は‥乗りたくないだよ」
「‥そだな‥‥//」
あっさり苗に意見され晴樹は気まずそうに頭を掻いた…
冗談まじりで言ったセリフ。それさえも、断られたことに変わりはない
‥なに言ってんだ俺‥//
冗談で言ったことさえも却下される‥
密かに落ち込み、とことん諦めの悪い自分に我ながら呆れていた…。
望遠を覗く苗の隣に立ち、晴樹は東京の夜景を見渡す‥
‥明日観る夜景は‥もうこの夜の景色とは違う…
そして──
「───‥」
想いをはせながら晴樹が苗を見つめていると、ふと苗の視線が晴樹に向いた…
「うん。一回でいいから乗ってみたい!」
「そうか…」
望遠を覗きながら苗は興奮気味でそう語る。
晴樹はそんな苗をしばらく見つめると軽く息を吐いた。
「んじゃあ…
俺の奥さんになるか?」
「───‥
‥‥お、奥しゃん?‥」
そのセリフに苗は望遠から顔を上げ晴樹の顔を見上げる
「───‥?」
「ああ、
結婚して奥さんになったら毎日、飛行船に乗れるぜ」
晴樹は冗談交じりにウィンクを返す
「───‥‥毎日は‥乗りたくないだよ」
「‥そだな‥‥//」
あっさり苗に意見され晴樹は気まずそうに頭を掻いた…
冗談まじりで言ったセリフ。それさえも、断られたことに変わりはない
‥なに言ってんだ俺‥//
冗談で言ったことさえも却下される‥
密かに落ち込み、とことん諦めの悪い自分に我ながら呆れていた…。
望遠を覗く苗の隣に立ち、晴樹は東京の夜景を見渡す‥
‥明日観る夜景は‥もうこの夜の景色とは違う…
そして──
「───‥」
想いをはせながら晴樹が苗を見つめていると、ふと苗の視線が晴樹に向いた…