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君に熱視線゚
第46章 恋の片道切符二枚組
‥だってすきって
すき…
…す…き…
女子と書いて好きと説く…その心は──
こんな説き方じゃわからないだよ//…
苗の思考回路は混乱している…
自問自答で答えが導き出せずむぅっと考える苗…
‥むぅ
好き?
‥うーむ…
兄さんが苗を?
──…
苗も兄さんを?
…んん?………
ぬぅ……//…
んーむ…//////…
考えながらなぜか苗の頬が徐々に赤くなっていった…。
……──ッ!//…
そ、……
そう‥かも知れなぃ…//
「なえ?…」
難しい顔して黙りこくった苗を晴樹は心配そうに覗き込む。そんな晴樹の問いかけに苗はほんのりと赤らめた顔をゆっくりと逸らしていた…
「苗?…」
苗はやっと、自分の想いに気づいたようだ…
‥苗…も…
兄さんのことを…//‥
‥う…//
──っ…ぅあぁぁ‥っ///
「に、兄さんっ!!…//」
「なっ…!?」
苗はいきなり晴樹の胸元を掴み強引に引き寄せる。そんな行動に晴樹は驚いた表情で苗を見つめていた。
「…な……苗?」
「兄さん!! おっしゃる通りでござんす!! //」
「…!?」