この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第47章 。*゚。゚INニューヨーク゚。*゚。
…晴樹め
数週間で早くもヤル気を無くしとるか…いかんな
ちと早めに送ってやるか、栄養剤を!…グフっ
企みを含んだ奇妙な笑い声が真夜中の室内に響く…
その声は結城家の本宅、学園理事長の寝室から聞こえてきていた
◇◇◇
「姉ちゃん、みのりがウンコしたっ!」
「オムツ替えてあげればいいだょ姉ちゃんご飯の準備で手が放せないだから。」
「イヤだよ臭いからっ」
「…」
田中家は朝っぱらから騒がしい。海はみのりのウンコに大騒ぎするうえに・・
「てぃや!
こんなとこに居やがったか勘定ババァっ!」
「…っ…!」
陸は背後から攻撃を仕掛けてくる
苗は妹の世話と三つ子の相手に追われていた。
「遊ぶ暇あるならみのりのオムツ替えんか!!バカタレ」
「…ッ!」
包丁を握り締めた苗に陸は脅え、それをなだめるように空が止めに入る。
「姉ちゃん!オムツは婆ちゃんが替えたからっ」
「あそならいいだょ」
「あと…
泣き止まないから婆ちゃんが乳も吸わせてる」
「え?」
空気の固まる台所に、洗濯を済ませ居間に戻ったオカンの叫び声が聞こえてきていた