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君に熱視線゚
第49章 *。゚*゚。〜おまけ〜*゚。*゚。
「きっと赤いフンドシに白いタイツを着ても似合うだょ…」
「…なんだそれはっ…」
苗は密かに仕返しをしていた
「うわぁ…なえちん
すごい重そう」
「…」
新婦の控室を覗くなり由美はそう告げる
「でも…おめでとう。
結城先輩も…//」
晴樹の袴姿を見て由美は顔を微かに赤くする
…先輩ってやっぱりかっこいい…//
下心はどうやっても隠せなかった
「みんなもう来てるの?」
「うん。夏目クンがちょっと泣きじゃくってて大変だけど」
…泣きじゃくって?
だったら欠席すりゃあいいのに
って…まさか何かしでかす気じゃ…
夏目の様子を由美から聞いて晴樹は一抹の不安がよぎる。そんな晴樹の耳に苗を呼ぶ奴の声が聞こえてきた
「苗!!
───っ…」
ドアを開き名前を叫んだ夏目の目に花婿姿の晴樹が映った
…くそ…っ
よくも俺の苗を……っ…
そんな思いで夏目は晴樹をキッと睨むとずかずかと苗の傍に歩み寄る
「苗!!」
「あ、大ちゃん
今日は来てくれてありがっ…」
「礼なんか言うなよ!」
「…へ?」
ムキになって叫ぶ夏目を周りはヒヤヒヤしながら見ている