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卒業祝い
第3章 転

かーっと顔に火が上るのを、ユキは感じた。
眉根を寄せて、激しい表情になる。
「どうした?なんか顔が苦しそうだし、赤いよ」
ユキの顔を信司は見ずに、食い入るようにそこを凝視しながら、言い放った。
身体は反転し、信司の正面を完全にユキは向いてしまっている。
湯煙が漂うとは言え、そんなものは、ユキのあられもない姿を隠すのに全く役立たずだった。
どうかすると、その湯煙のボカシが、見る者を妙にそそってしまいかねない。
「片足をバスタブのふちに乗せて、そのままいるつもり?」
なんなの、もう・・・どうするの?
一刻も早くこのいかがわしい状況から脱しなければならない。
そうよ!
さっと入ればいいのよ。
もたもたしていたら、その方がもっと恥ずかしい・・・
そうよ、さっとやるのよ、さっと・・・
一連の流れは、実際はほんの数秒の出来事で、目まぐるしく彼女の思考は変遷していた。
ユキは、自ら左足をふちから離して、バスタブの湯の中に足を突っ込もうとした。
ふちに置かれたユキの左手が、ぶるぶると震える。
あぁ・・もぅ、いやっ・・恥ずかしすぎ・・・
決めたものの、正面の信司の目を意識すると、とんでもなく鼓動が早まる。
支えにしている左手にぐっと力を込め、まさに跨ごうとした瞬間、信司が動いた。
ユラァ〜っと彼女に近づくと、ユキの股間を覗き込むように、腿と腿の間へと頭を入れたのだ。
「ちょっと信ちゃん、何やってるの!」
詰問口調で問いただすユキに、信司は動じる様子もなく、彼女の左腿にそっと手を置いた。
あぁん。
かろうじて声は出さずに、心で喘いだユキだったが、身体は正直で、ビクビクっと反応したのを、信司に悟られたのは明らかだった。
堪らずに、ふち上を跨いだまま腰を落とすしかなかった。
「信ちゃん・・・」
絶句するユキの黒い茂みは、濡れそぼって、まるで「ご飯ですよ」と同じように、ねっとりとして、艶やかに光を帯びていた。
その下の花園は、朱を帯びて開きかけていた。
信司は間近で食い入るように見つめる。
「信ちゃん、早く引っ張ってっ」
叫びにも似た声。
水滴に彩られ光に照らされたあそこを見て信司は「キレイだよ・・」とつぶやいた。
「いやっ・・見ないでっ」
眉根を寄せて、激しい表情になる。
「どうした?なんか顔が苦しそうだし、赤いよ」
ユキの顔を信司は見ずに、食い入るようにそこを凝視しながら、言い放った。
身体は反転し、信司の正面を完全にユキは向いてしまっている。
湯煙が漂うとは言え、そんなものは、ユキのあられもない姿を隠すのに全く役立たずだった。
どうかすると、その湯煙のボカシが、見る者を妙にそそってしまいかねない。
「片足をバスタブのふちに乗せて、そのままいるつもり?」
なんなの、もう・・・どうするの?
一刻も早くこのいかがわしい状況から脱しなければならない。
そうよ!
さっと入ればいいのよ。
もたもたしていたら、その方がもっと恥ずかしい・・・
そうよ、さっとやるのよ、さっと・・・
一連の流れは、実際はほんの数秒の出来事で、目まぐるしく彼女の思考は変遷していた。
ユキは、自ら左足をふちから離して、バスタブの湯の中に足を突っ込もうとした。
ふちに置かれたユキの左手が、ぶるぶると震える。
あぁ・・もぅ、いやっ・・恥ずかしすぎ・・・
決めたものの、正面の信司の目を意識すると、とんでもなく鼓動が早まる。
支えにしている左手にぐっと力を込め、まさに跨ごうとした瞬間、信司が動いた。
ユラァ〜っと彼女に近づくと、ユキの股間を覗き込むように、腿と腿の間へと頭を入れたのだ。
「ちょっと信ちゃん、何やってるの!」
詰問口調で問いただすユキに、信司は動じる様子もなく、彼女の左腿にそっと手を置いた。
あぁん。
かろうじて声は出さずに、心で喘いだユキだったが、身体は正直で、ビクビクっと反応したのを、信司に悟られたのは明らかだった。
堪らずに、ふち上を跨いだまま腰を落とすしかなかった。
「信ちゃん・・・」
絶句するユキの黒い茂みは、濡れそぼって、まるで「ご飯ですよ」と同じように、ねっとりとして、艶やかに光を帯びていた。
その下の花園は、朱を帯びて開きかけていた。
信司は間近で食い入るように見つめる。
「信ちゃん、早く引っ張ってっ」
叫びにも似た声。
水滴に彩られ光に照らされたあそこを見て信司は「キレイだよ・・」とつぶやいた。
「いやっ・・見ないでっ」

