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愛のムチ
第2章 練習試合

「あ、キャプテン!せっかく教えていただいたのに、結果を出せなくてすみません!」
一同で頭を下げると
「一朝一夕にはいかねえよ。で、今日の敗因はなんだと思う?」
先輩はそう問いかけてくる。
「あ、あの……あたし、極度の上がり症で、あれだけのギャラリーに見られてるのかと思うと緊張して……身体がうまく動かなくなっちゃうんです」
ひとりの部員の言葉に皆頷く。
やっぱり……皆も緊張してたんだね。
「見られることに慣れればいいのか……うん。わかった。全員アンダースコートと下着を脱げ」
少し考えていた風の先輩は、またもやえっちな指示を出した。
「え?」
「俺の前であんなことができるんだから、お前らならやれるよ。早く」
急かされて、部員たちは言われたとおりにスコートだけ履いた状態になる。
「それで打ち合いしてみろよ。見ててやるから。俺“ら”が」
和馬先輩だけじゃなくて、他の先輩にも見られてしまうの??
そんなの……恥ずかしすぎる。
ギャラリーが多いよりもずっとずっと。
「これがクリアできればきっとどんな大きな大会でも緊張しなくなる」
和馬先輩の言葉に頷いたあたしは、もじもじとしながら一本、サーブを打った。
もじもじしていたせいか、ボールはネットに引っかかってしまった。
続いて他の部員たちもラケットを振り下ろす。
ひとりの部員の鋭いサーブがバッチリ決まった。
大胆に打ち込んだ彼女のスコートからはむっちりとした白い臀部が露わになり、それにそれに続く太ももがとても艶かしい。
「いいね!その調子だよ」
先輩たちに口々に褒められて誇らしげに笑う彼女を見て、負けられないと思った。

