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愛のムチ
第3章 秘蜜の特訓
「はい!!」
和馬先輩と一緒ならどんなに辛くても大丈夫。
その力強い腕を頼もしく感じて先輩の胸に甘えるように頭を預けながらふと思いつく。
「あ、先輩、他の部員たちはもう練習してますか?あたし達もそろそろ……」
先輩に抱きしめられるのはすごく嬉しいけど、みんなのいる前でこんなことしてたら……他の部員たちも和馬先輩のこと大好きだし、ヤキモチなんか妬かれたら厄介なことになる。
下から先輩の顔を見上げると、
「見てみるか?」
くるりと身体を反転させられてまた後ろから先輩の腕に拘束される。
「……?」
広いテニスコートを見回しても誰もいなくなっていて、皆はもう既に帰ってしまったようだ。
確かに解散と和馬先輩は言ったけれど、いくらなんでも早すぎない?
キョロキョロとしているあたしの耳もとに和馬先輩の熱い息がかかる。
「亜美……コートの外の雑木林ン中、よーく見てみろ?」
少し薄暗くなって見えにくいから目を凝らしてみると、しゃがんでいるひとりの部員の姿が確認できた。
何をしているのかと視線を上に上げていくと、
「……!!キャプテン、あれ……」
どうやら昨日のあたしと同じく、男の先輩のモノをしゃぶっているらしい。
「見えたか?まあ親睦を深められていいんじゃねえの?コーチと生徒は信頼関係が大切だからな」
先輩は涼しい声でそんなことを言ってのけたあと、
「亜美、今から地下室に案内するからおいで」
あたしの手を引いて、男子の部室の方へと歩きはじめた。