この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛のムチ
第4章 一ヶ月の期限

「亜美……チョ~可愛い。ホントあんたって可愛すぎるっ!あたしが男だったらいますぐここでブチ込んじゃうかも」
「ちょ、苦しいよ!」
柔らかな胸にギュウギュウと顔を押し付けられて呼吸が乱れる。
パッと視界が明るくなったかと思うと部員の顔がすぐ目の前にあった。
「さすがウチら女子部のキャプテンだよね!」
そう言ってにっこりと微笑む。
「……え?」
女子部のキャプテンを立てるなんて話、してないのに……
「キャプテンは女子部にも必要だから。これからもよろしくね?」
「だからまだ亜美には和馬先輩と一緒にいて色々教わってもらわないと困るのよ」
「亜美だけに指導されるんじゃ、不安だしー?」
きょとんとするあたしを尻目に口々に勝手なことを言う部員たち。
「ちゃんと素直に気持ちを伝えなよ?先輩は器の大きい人だから大丈夫。迷惑とか全く感じないって」
「頼んだわよ、女子部キャプテン!」
「とりあえず今度の試合は勝ちたいから、それまでになんとかしてね?」
言いながら次々と服を着せてくれて、
「じゃあね!亜美は可愛いから。自信持って!」
「当たって砕けたらなぐさめてあげるし」
笑顔で手を振ると部室を出て行った。

