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愛のムチ
第6章 弱小女子部から
「ひぁぁっ!」
身体全体が甘い痺れに支配され、視界が瞬いた。
膝がガクガク言ってる。
下半身全部が蕩けてるみたい。
快感は天井知らずにどんどん大きくなるばかりだけど、身体が悲鳴を上げている。
先輩の質量は減少する気配はない。
「おかしくなっちゃうよ……」
「まだまだだぞ、亜美。ほら、自分のことばっかじゃなくて他の部員の様子も見ろ」
指摘されて快楽に溺れすぎていた自分に気づく。
そうだ。皆は?
意識を向けてやっと周りの音を拾い出した耳。
聞こえてくるのは喘ぎ声と肉が当たる音。
さっきと同じはずなのに、何か違和感を覚える。
「やんっ!富樫先輩っ!いいっ!ソコ……っ!」
ユウとペアを組んでいたはずの富樫先輩に抱えられて背中を反らせているのは、ユウじゃない女子部員。
「あれ……?」
ペアがシャッフルされている。
「どーいう……ことですか?」
和馬先輩を見上げると
「いろんな奴とペアを組んでみて初めて見えてくることもあるってことだよ」
「まさか……」
あたしも?
……あたしたちも??