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女刑事 沢木麻衣子の性
第3章 刑事と被害者
パソコンの画面には、全裸姿でベッドの上に大の字に固定されたあられもない麻衣子の姿が映っていた。

そしてそんな麻衣子を覆面を被った犯人が男根を象った玩具で責め立てている場面だった。

「す、すぐに削除します!」

高梨が血相を変えてキーボードに手を伸ばした。

「ダメよ!大事な証拠なんだから・・何か手掛りがあるかも知れないわ」

麻衣子は内心の動揺を押さえながら、高梨を制した。

「え・・?で、でも・・こんなの・・」

高梨は当の麻衣子以上に慌てふためいている。

「私は被害者だけど・・その前に刑事なの・・」

麻衣子が気丈にそう言った。

「でも・・沢木警視が・・こんなのを送り付けてくるなんて・・」

「この送り元のサーバーを調べて!」

「は、はい!」

パソコンやIT方面に詳しい高梨は生活安全課にとって貴重な存在だった。

麻衣子が席を譲り、高梨が代わりに席に着いた。

「わかりました!これは・・駅前のネットカフェからの送信です!」

10分も経たない内に高梨が送信元を突き止めた。

「了解!」

麻衣子は上着を羽織ると部屋を出て行った。

一人残された高梨は、恐る恐るさっきの送られて来た動画を開いてみるのだった。

『ああっ、ああっ・・ああん・・』

その動画は音声も入っていて、麻衣子が玩具で責められながら、明らかに女の悦びの声を上げている場面が映し出された。

高梨の顔から見る見る血の気が引いていく。

だが、さほど経たない内にその顔が高潮していったのだった。

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