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弥輿(みこし)
第10章 豊漁祭・秘中の儀式
息を合わせた男達の動きと、それにより膣壁を抉るように擦られ突かれる私の膣内、それが堪らない快感となり私を襲う。
抽挿される度に淫汁を撒き散らし、ご神体の逞しい形に反応し喘ぎ乱れる。
今の私は性の虜、あの時の隼さんが言った通り女の性欲に……悦楽に身も心も囚われた。
「もっと、もっと激しく……
もっと、もっと悦楽を……
これじゃ足りない、疼く体を満たせない、激しく責めて私に快楽を頂戴、イキっ放しになるほどの悦楽を頂戴、沢山私を責めてぇぇ!!」
「だそうだ、祝棒の動きを早めよ! 弥の巫女のお望みのままに!!」
「えいっ!おおー!!」
「ハァッ! 動きが早く……
良いっ! これ感じるぅーアッアアァァー!!」
ご神体の動きが早くなり、膣口が捲り上がるほどに激しい抽挿を繰り返す。
ズンッ!ズンッ!と突かれる度に、体中に強い快感が駆け抜け、耐えかねた子宮がイキたいと私をけしかけて、それに堕ちるように私は無機物のご神体で絶頂した。
何度も終わる事なく絶頂を極める私の体は、もう悦楽が無ければ生きられない、そんな体になってしまったんだ……周りの目論見通りに。
「ハァハァハァハァ」
「失礼致します弥の巫女」
「アッ……抜いちゃ……」
柊さんが私の前に現れ、ヌポッとご神体が引き抜かれ、快楽の余韻に私の膣口はトロトロと淫汁を垂れ流す。
それをチラリと横目で見ながらも、柊さんが見詰めるのはご神体の方。
「……確かに……
御神体様に絡む淫汁は白濁、見事に御神体様と交合されました弥の巫女
金精大明神様の御霊が弥の巫女にお入りになられた
弥の巫女が神の使いとなられた事、一同を代表し喜びの意を申し上げます」
「……………」
この中で唯一柊さんだけが冷静に儀式になる部分を進行してゆく。
ああと思う、だから神主と弥の巫女は交わってはいけない決まりだと、こんな異常な状況の中で性欲すら見せず、淡々としていなければならない柊さんの存在で、それでこの卑猥な儀式は成り立っているんだって気付いた。
朦朧な意識の中でよく気付いたよね私、そしてあまり私を見ない柊さんが、本当は気を反らしたいという事も、こんな事だけは敏感に分かるの。