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弥輿(みこし)
第5章 久遠神社・柊修
◇
表宮には既に隼様と一昭の姿がある、そして隼様に抱き抱えられている、藤色の浴衣を着た女性、彼女が弥の巫女なのだろう。
腹のうちは隠し、俺は何時もの穏和な神主の態度を取る。
「お待たせしてしまったでしょうか?」
「いや我々も今来た所、それよりも弥の巫女を奥宮へ」
「ええ、此方へ」
隼様は弥の巫女を抱えたまま、この奥宮に続く急な階段を登るらしい。
40を超えても尚、その辺の若者より体力がある隼様……いや、体力知力どちらも負けるという事を知らず、この久遠村で隼様に敵う者など稀な話。
殆ど話す事も無く、奥宮の大祭壇の前へと辿り着いた。
そして隼様は彼女を祭壇の前に寝かす、それは神主である俺が弥の巫女を確める為、昔からある儀式の1つ。
「では弥の巫女の証を……
御神体、金精大明神様に成り代わり、僭越ながら神主柊修が確めさせて頂きます」
「弥の証は此処に……」
隼様は一度寝かせた彼女を抱き起こし、両膝裏を抱え大きく開く。
下着すら身に付けて無く、はっきりと見える女陰の直ぐ横、脚の付け根に確かにある赤子の手のひらの形の弥の痣、やはり彼女は本物の弥の巫女。
それよりも惹かれる、弥の痣と共にある綺麗な女陰、肉厚薄く小振りで色の綺麗な女の淫らな花、俺は不思議なくらいに、その女陰に心惹かれた……散々女を抱いた俺が、目の前に居る小顔で髪の長い見目が美しい女性、そして此から凌辱され尽くすであろう弥の巫女に惹かれるとは、間違っても口に出来ない。
「如月愛海、年齢は27
失踪した聖海の娘であり、宗方の血を引く者、全て確認は取れている」
「確かに弥の痣を拝見致しました、そして身元も隼様がお調べになったのであれば、正式の宗方の血縁
認めます弥の巫女と、御神体様も弥の巫女の帰還をお喜びなられるでしょう」
「今年の豊漁祭まで、ひと月を切っておる、豊漁祭の宵宮迄に弥の巫女の調整を、なに男を受け入れた事が無い淫肛以外は受け入れられる体だ、直ぐに調整が付くだろう」
「そうですか、ではそのように調整を施します」
「避妊薬と秘薬に慣れさせる事を忘れるな、悦楽こそ弥の巫女の勤め」
「承知しております隼様、豊漁祭迄に一人前の弥の巫女にして見せましょう」
「……ああ……」
如月愛海、それが彼女の名。
隼様と一昭は巫女を置いて行ってしまったが、此から俺は彼女と寝食を共にする事になる。