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弥輿(みこし)
第5章 久遠神社・柊修
隼様と一昭が帰った後、彼女……いや愛海さんを奥社の大広間に寝かせ漸く一息。
それにしても、此処まで動かされても目覚めないとは、隼様は何れだけ愛海さんを責め犯したのだろう。
あの可憐な女陰が悦楽に赤く充血し、陰茎を咥え淫らに体をくねらせ鳴き叫ぶ……それも永遠と……
(何を考えているんでしょう俺は、犯さず巫女を調整するのが俺の勤めの筈)
邪な考えとは思う。
俺は久遠神社の神主で、愛海さんは御神体様に捧げる弥の巫女、それは絶対に相容れない存在という掟。
でも心というのは勝手なもので、無防備に眠る愛海さんに触れてみたいと、あの女陰に口付けてみたいと、あらぬ妄想を抱くばかり。
「……頭を切り替えないと少し不味いですね」
豊漁祭迄に愛海さんに触れる事になるのは確定事項であり、こんな心を持っていてはやっていられない。
冷静に見極め、菊門を拡張し淫肛が出来るよう事を進めなければならなず、感情面で動揺してしまえば、弥の巫女として育たなくなってしまうだろう。
「???
来客……ですか?」
社務所から呼び鈴が聞こえる、これは奥宮正門に誰か来た時に鳴る物。
珍しい事もあるものだと、眠る愛海さんに後ろ髪を引かれながらも、正門に行って見る事にした。
「……確か佐伯さんでしたね?
どうしましたか奥宮に??」
そこに居たのは佐伯陸という、久遠村で漁師をしている男性。
「如月さんが此処に連れて来られたって聞いた、俺は分かっていた筈なのに、村長に指示されて如月さんを久遠村に連れて来て……すまないとは思っている」
「なるほど、貴方が連れて来たのですね、ですが後悔していらっしゃる」
そういうカラクリだったとは……
何処か違う街に居た愛海さんを、この佐伯さんが見付け、隼様が口出しをして佐伯さんを使い愛海さんを久遠村に引き込んだ、多分此で合っている。
「まだ下っ派の俺が、船を持てる一番早い方法
村長に言われた、連れて来れば船を考えると、俺はその誘惑に負けたんだ
如月さんに、すまないと言って欲しい、俺は合わせる顔が無いから」
「分かりました、俺から話をして見ます
ですがどう取るかは彼女次第、それだけは覚えていて下さい」
「良くは取られない事くらい理解してる、そして俺は厄男じゃないんで奥宮には入れない、本当にすまなかったと伝えて欲しい、今の俺はそれしか出来ないんだ……悔しいけど」