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弥輿(みこし)
第8章 純潔・秘密の共有
「……ひいらぎ……さん?
此処……えっ!?」
「流石にあのままではと思い、湯で流していました
……嫌ですか??」
「うんん、温かくて気持ちが良いです」
目を覚ました途端、場所が湯殿だったので驚いた愛海さん、でも俺がやった事は嫌ではないよう。
ただし先程の素股行為に関しては言う気は無い、正直に言えば、言えないが本音だと思う。
「わざわざすみません柊さん、でもあれ? 張り型と貞操帯が無い??」
「もう必要は無いと判断しましたので、勝手ながら湯殿次いでに抜かせて貰いました
ですが菊門はまだ開いた状態ですので、湯に浸かるのは無しです」
「開いたまま……」
体が冷えないように湯を掛けてあげている最中に、愛海さんは恐る恐る菊門に触れている。
そして開いているのを確認して、あっという顔をし、それから躊躇いがちに俺の顔を見た。
「此って閉じないんですか?」
「まさか……
時間が経てば自然に菊門は閉じます、ですが解れた菊門は少しの刺激で直ぐに口を開くでしょう」
「そう……とうとうお尻の穴まで……私は……」
「……………」
躊躇い、そして落ち込み、そう愛海さんの表情に表れていて、理性と本能に揺れているとも言うのか、心と体がバラバラ、そんな感じを受ける。
それを護ると誓ったのは俺、だが愛海さんをこうしてしまったのもまた俺で、どちらからも護らなければならない……俺が……
「悩むという事は理性を保っている証拠、ですが襲う性衝動に向かいそうになるのは……秘薬のせいだと、俺のせいだと思って下さい愛海さん
理性と本能では本能の方に分があります、それを理性で受け止める勇気を持って欲しい
でも俺は、愛海さんに言える立場では無いですね今は」
「え? あっ!!」
どうしてという顔で俺を見、少し身動ぎした事で、俺の今の状態が愛海さんにも伝わってしまった。
何よりも男根に触れられている感覚があるのが、その証拠。
「俺だって、裸体の女性を見て抱き締めていればこうなります、特に愛海さんだから俺は俺を抑え切れなくなってしまう
可笑しいですか? こんな本能を持つ神主など」
「いえ、それが普通な事くらい、私だって分かってはいます、でも私だから??」
「愛海さんだから……
強く惹かれるのです愛海さんに、俺の理性が保たないほど、俺は愛海さんに惹かれている」