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弥輿(みこし)
第8章 純潔・秘密の共有
何度か責めた事がある愛海さんの菊門を、一度指を抜き指を2本に増やし再度入れ、指を広げるように抜き差しすれば、張り形で慣らした菊門は簡単にその口を開く。
まるで俺が男根を挿入するのを待っているがのように、キツくとも素直に穴が広がり、時よりもっとと言わんばかりに収縮を繰り返す。
堪らないのは俺の方、早く此の中に入り悦に浸りたい。
「ンッ……お尻の穴がまた……アアァ……」
「上手く解れていますから、抵抗感無く挿入は出来ると思いますが……
本当に良いですか?
神主と巫女の禁を犯すのに罪悪感があるのであれば、俺は……此処で止めます
辛くとも、今ならまだ踏み止まれる、でも此以上進んでしまえば俺は止められない」
「……柊さんは?
私は弥の巫女と言われても実感が薄いから、罪悪感なんて無いし、柊さんを信じる
だけど柊さんは本当に良いの?」
「覚悟は出来ましたから
禁忌より、しきたりより、俺の心の方を優先したいのです
愛し、欲し、護りたい
此が俺の心の全て、その思いだけで俺は罪を背負っても構わない、何よりも大切なものを見付けましたので」
「私は……まだ分からない
柊さんに対する思いが何なのか……
愛情なのか、友情なのか、同情なのか、分からないのに受け入れてしまって良いの?」
「愛海さんの初めてが欲しいと言ったのは俺です、愛海さんが抱く感情が何れかは、もっと俺をよく見て下さい、それから答えを出しても遅くはないと俺は思います」
「そう……柊さんを見ていれば、何時かは答えが出るのね
今はそれで良いよ、こんなに真面目な柊さんに言われたら断れないもの」
「信じて下さい……俺を……」
愛海さんの僅な戸惑い。
それもそうだ、今までそんな素振りすらした事が無い俺が、いきなり言い出した本音の言葉。
戸惑う方が当たり前で、答えは愛海さん自身に任せるしか無い、俺の心が伝わっている、そう願って。
「此の場所で良いですか?
辛ければ布団で……「良いよ此処で、後……柊さんも全て脱いで欲しい」」
「俺??
ああ、本当に湯を掛けるだけのつもりでしたので、適当に長襦袢のままでした
愛海さんがそう望むのであれば……ですが見ても細い体ですが」
愛海さんを湯槽の端に座らせてから、俺は湯に濡れ着ている意味の無い長襦袢を脱ぎ落とす。
本音を言えば、あまり逞しくない体なので見せたくは無かった。