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弥輿(みこし)
第10章 豊漁祭・秘中の儀式

(結局は私も欲には勝てぬ
他の男共とは少し違う欲だが、愛海を凌辱したいという点は同じ)

30年前の私は、たかだか16歳若造だったが今は当主だ、多少の細工など造作もない。
そして若いが故に性行為だけが先行して聖海を凌辱した頃とは違う、悦楽に浸かりながらも目的を遂行する程度の理性はある、上手く愛海を誘導すれば良い事だ。

「__世のため人のために尽くさしめ給(たま)へと畏(かしこ)み畏みも白(もう)す」
「……………」

考えに耽っている間に祝詞が終わったか……
祝詞の巻物を祭壇に置き、柊は奥の御神体の間の大門を開く。
此処から先は年男の出番なのだが、今年の年男は2人と少なく、必要人数の為に蒼士と一明を出した。
何故4人は必要なのか?
それは此からの御神体のお出ましの為で、年男共が御神体下の大台車を引き祭壇前まで移動させる。

早速不破と真木が動き出した、その後に蒼士と一明が続く。
白い山伏装束に赤い天狗の面のまま、赤く太い紐を大台車の所定の位置に括り付け、二手に分かれ引くのが習わし。
ギシッ……ギシッ……と鈍い音を立て、大台車の木の車が動き出す。
男4人でなんとか動くほど重量がある御神体……巨大男根、普段安置されている奥深くから、同じ洞窟でも燦々とライトが灯る祭壇前まで数メートルだが動かすのが、此もまた漁師である男共の力自慢の意味も込められている。

此からは私の出番である。
宗方当主が御神体に言上し、年男が随茎の液体を掛けるのが通例だが、今年はそれだけでは終わらん。
私も移動し、弥の巫女の後ろに立ち言上の言葉を上げた。

「金精大明神よ、久遠村に豊穣と豊漁をお頼み申す
代わりに大明神への祝盃を此処に捧げたまう」
「「「「おぉぉーー!!」」」」

言い終われば、男共が木の桶に入った随茎の液体を御神体に振り掛け出す。
その量は……そうだな、言い換えればドラム缶数本分に相当するが、巨大な御神体全てに行き渡すには此の量でなければ足りん。

「えぃっ! おぉー!」という掛け声と共に、小さな桶に汲み変えた随茎を御神体に掛ける男共。
御神体はみるみると液体に濡れ、その真なる姿を表してゆく。
黒い程に磨かれた巨大男根がテカテカと光輝き、まるで本物の男根のように息ずいているように見えるのは洞窟故だろう。
先は弥の巫女の出番、さあどうなるか見物だ。

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