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Seven
第3章 青春カムバック

 珍しく今日は仕事が早く終わった。「昼にカツ丼食ったからだな!」と雪さんは嬉しそう。こんな日は早々家に帰るのは勿体ない。どこか寄り道して帰ろう。

「西宮さん、このあと暇?」
「え? あ、はい」
「だったら、俺と小林と一緒にどっか行かない?」
「いいんですか?」

 小林さんが即答で「是非!」と返してくれた。「車は俺が出すから」雪さんに促され、小林さんと一緒に彼の後に続き、移動した。社員駐車場には色とりどりの車が並んでいる。車種も会社も様々。雪さんが足を止めたのは、五人乗りの黒色の乗用車の前。彼の車と言うと、物で溢れた彼の営業車のイメージ。同じ光景が待ち受けているのかとビクビクしながら後部座席のドアを開けたが、予想は大きく覆された。

 「え!? 雪さん、車どうしたんですか!?」私よりも先に声をあげたのは、小林さんだった。

「何が?」
「何がじゃないですよ! 車の中、めちゃくちゃ綺麗じゃないですか!! これは……彼女さんとデートだったんですね」
「バーカ。違うっつーの。俺、自分の車は綺麗にするって決めてるから」
「だったら、自分の営業車も綺麗にしたほうがいいんじゃないですか?」
「あれは会社のだからいいの」
「さすが、保険王の御子息!」

 小林さんの一言に驚かされた。雪さん──【保険王の御子息】なの!?

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