この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Seven
第3章 青春カムバック

 新しくオープンしたということもあり、平日にも関わらず、ファッションモールは人で溢れていた。駐車場に車を止め、中を散策していく。様々なお店が並び、見ているだけでも楽しい。

「色んなお店がありますね!」
「ですねー。あ、雪さん! 雪さんの好きなブランドもありますよ」
「お! それが目当てだったんだよ」

 小林さんが見つけたお店に三人で向かった。普段、雪さんはどんな服装をしているのだろう。小林さんと雪さんは別行動を取り、私は雪さんについていった。彼が手に取る服に視線を送る。

「こういうラフなパンツが欲しかったんだよなぁ」

 軽く合わせたグレーのズボン。身長が高く、すらっと長い彼の脚との相性は抜群。というよりも、彼は何を着ても様になる。

「どう? 西宮さん」
「すごく似合ってます! 雪さん、何を着ても似合いますね」
「だろ? 似合い過ぎて困るんだよ」
「ふふ! 確かに」

 笑う私に彼も笑みを返す。そこへ小林さんがやって来た。

「雪さん、買わないんですか? 俺、他に行きたい場所あるんですけど」
「あー、いいや。お前が行きたいとこ行こう!」

 店を出て小林さんが行きたいというお店へ足を向けた。その間、ランジェリーショップが目に止まった。新しい下着買おうかな……。

「西宮さん、下着買う?」
「え?」
「俺が見立ててあげようか?」
「雪さん! さすがにそれは……」
「小林、何顔赤くしてんだよ」
「してないですよ!」

 二人のやり取りが微笑ましい。

「今日はいいです。別の日に買いますから」
「じゃあ、その日言って。俺ついて行くから」
「結局、雪さんが見立てるんですね」
「当たり前だろ! 女性の下着は男が選ばないと。ね? 西宮さん」
「私に振られても困ります!」

 この楽しい時間がずっと続いたらいいのにな……。そんなことを思いながら、小林さんと雪さんの笑い声に挟まれ、ライトアップされたモール内を進んで行った。
/125ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ