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モデルの撮影だったのに
第1章 起
「俺キット持ってるから、後は粘土だけ買えば1500円でできるよ。2~3時間あれば完成するし」
「そんなに早くできるの?」
「ほい、簡単です。一緒に作る?」
「作りたぁいぃ♪」
「じゃ、冬休みに一緒に作ってみる?」
「うん」
「わかった♪あのさ、今電話しちゃだめ?」
しばらく返事までの間が空く。
「いいょ」
「じゃ、2分後にかけるね」
私はきっちり2分経ってからスマホの番号を押した。
画面が呼び出し中になる。
5回ほど鳴って、通話中表示になった。
左の耳に携帯をあてがい「もしもし~」と一オクターブ高い声で私は言った。
耳に「もしもし」と可愛い声が聞こえてくる。
「先生です、こんばんわ~」
「あっ・・こんばんわ」
「やっぱ、可愛い声してるわ」
「えー、何いってんのぉ。可愛くないよぉ、ふふ」
電話の声は明るく笑っていた。
砕けた雰囲気に私は、立て続けにおしゃべりする。
「ねえねえ、アクセほんとに作りたい?」
「うん、作りたい」
「そかーじゃあさ、デザイン考えといて。リングでもペンダントでもいいから」
1時間くらい喋り、また連絡しようと電話を切った。
その後も、たあいのないメールのやりとりを続けていた私たち。
冬休みに入って初めての土曜日の夜、みくへ「今から電話していい?」とメールを打った。
夜の10時。
すぐにメールが返ってきた。
「いいょ」
すぐにかけた私は「もしもし~」
「ふふふ」とみく。
「何笑ってるの?」
「別にぃ」
「ふーん」
「ふぅ~ん」
「何それ?」
「まねぇ~」
「あそっ」
「そっ」
こんな感じで、緩いやりとりを終えた私は切り出す。
「そんなに早くできるの?」
「ほい、簡単です。一緒に作る?」
「作りたぁいぃ♪」
「じゃ、冬休みに一緒に作ってみる?」
「うん」
「わかった♪あのさ、今電話しちゃだめ?」
しばらく返事までの間が空く。
「いいょ」
「じゃ、2分後にかけるね」
私はきっちり2分経ってからスマホの番号を押した。
画面が呼び出し中になる。
5回ほど鳴って、通話中表示になった。
左の耳に携帯をあてがい「もしもし~」と一オクターブ高い声で私は言った。
耳に「もしもし」と可愛い声が聞こえてくる。
「先生です、こんばんわ~」
「あっ・・こんばんわ」
「やっぱ、可愛い声してるわ」
「えー、何いってんのぉ。可愛くないよぉ、ふふ」
電話の声は明るく笑っていた。
砕けた雰囲気に私は、立て続けにおしゃべりする。
「ねえねえ、アクセほんとに作りたい?」
「うん、作りたい」
「そかーじゃあさ、デザイン考えといて。リングでもペンダントでもいいから」
1時間くらい喋り、また連絡しようと電話を切った。
その後も、たあいのないメールのやりとりを続けていた私たち。
冬休みに入って初めての土曜日の夜、みくへ「今から電話していい?」とメールを打った。
夜の10時。
すぐにメールが返ってきた。
「いいょ」
すぐにかけた私は「もしもし~」
「ふふふ」とみく。
「何笑ってるの?」
「別にぃ」
「ふーん」
「ふぅ~ん」
「何それ?」
「まねぇ~」
「あそっ」
「そっ」
こんな感じで、緩いやりとりを終えた私は切り出す。