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大人遊び
第23章 choice A 熱に侵されて
目を瞑って薬が効いてくるのをじっと待っていると、鞄の中で携帯が震えた。
着信相手の名前に驚き、出れずにジーっと見つめていると震えが止まり、一通のショートメッセージが届く。
「今、そこ行くからそのまま待ってて。」
・・・!?!?
あっ・・・健司さん!!!絶対あいつだ!!!
どうしよう、会いたいんだけど、顔見たいんだけど、どっち付かずの今、合わす顔が無い。
とりあえず、気付かなかった事にして、この場は逃げよう。
そう決めて、鞄を持って立ち上がると、急な眩暈に襲われた。フラついて倒れそうなところで腕を掴まれ、引き寄せられる。
「あっぶね・・・。何やってんすか。待っててって言ったでしょ。」
「・・・啓介さん。」
「あなたって人は、本当に放って置けない。送ります。」
「仕事中でしょ?大丈夫、タクシーで帰れるから。」
「病人は言う事聞け。」
「・・・はい。」
・・・迷惑掛けちゃった。
だけど・・・嬉しい、あんな事があったばっかりなのに来てくれる。
この人はどうしてこんなに私を甘やかすのが上手なんだろう。
彼が隣にいるだけで安心する、年下なのに素直に甘えてしまう。
「文さん、着いたよ。」
タクシーに乗った私は、いつの間にか寝てしまっていたようだ。
「・・・うん。ありがと。」
「熱上がってきたかな、顔真っ赤だ。」
頬に添えられた彼の両手が冷たくて気持ちい。
「そうかも。」
「心配だから、部屋まで送ってもいい?」
「・・・うん。送って。」
「!!──///」
優しい誘惑に負けてしまった・・・ダメなのに。
まだ悠くんとも中途半端な状態だし、自分の気持ちも整理出来てない。
なのに啓介さんの優しさに甘えて・・・本当ズルい女だ。
彼に荷物を持って貰い、付き添われながら部屋に着くと、私はソファの上に横になった。
「文さん、そんなとこで寝ちゃダメだよ。ちゃんと着替えてベッド行って。俺そこにあったコンビニ行ってくるから、鍵借りるね。」
ダルイ身体を引きずってパジャマに着替えて、ベッドに潜り込む。
目を瞑ってしばらくすると、ガチャっとドアの開く音がして彼が帰ってきた。
着信相手の名前に驚き、出れずにジーっと見つめていると震えが止まり、一通のショートメッセージが届く。
「今、そこ行くからそのまま待ってて。」
・・・!?!?
あっ・・・健司さん!!!絶対あいつだ!!!
どうしよう、会いたいんだけど、顔見たいんだけど、どっち付かずの今、合わす顔が無い。
とりあえず、気付かなかった事にして、この場は逃げよう。
そう決めて、鞄を持って立ち上がると、急な眩暈に襲われた。フラついて倒れそうなところで腕を掴まれ、引き寄せられる。
「あっぶね・・・。何やってんすか。待っててって言ったでしょ。」
「・・・啓介さん。」
「あなたって人は、本当に放って置けない。送ります。」
「仕事中でしょ?大丈夫、タクシーで帰れるから。」
「病人は言う事聞け。」
「・・・はい。」
・・・迷惑掛けちゃった。
だけど・・・嬉しい、あんな事があったばっかりなのに来てくれる。
この人はどうしてこんなに私を甘やかすのが上手なんだろう。
彼が隣にいるだけで安心する、年下なのに素直に甘えてしまう。
「文さん、着いたよ。」
タクシーに乗った私は、いつの間にか寝てしまっていたようだ。
「・・・うん。ありがと。」
「熱上がってきたかな、顔真っ赤だ。」
頬に添えられた彼の両手が冷たくて気持ちい。
「そうかも。」
「心配だから、部屋まで送ってもいい?」
「・・・うん。送って。」
「!!──///」
優しい誘惑に負けてしまった・・・ダメなのに。
まだ悠くんとも中途半端な状態だし、自分の気持ちも整理出来てない。
なのに啓介さんの優しさに甘えて・・・本当ズルい女だ。
彼に荷物を持って貰い、付き添われながら部屋に着くと、私はソファの上に横になった。
「文さん、そんなとこで寝ちゃダメだよ。ちゃんと着替えてベッド行って。俺そこにあったコンビニ行ってくるから、鍵借りるね。」
ダルイ身体を引きずってパジャマに着替えて、ベッドに潜り込む。
目を瞑ってしばらくすると、ガチャっとドアの開く音がして彼が帰ってきた。