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当機は偶然により、運命を変更致しました
第2章 涙のチキン南蛮

「お友達の言う通り、淋しいからって変な男に引っ掛かってないで、寝ちゃいなね?」

「寝れない……」

困ったな女に絡まれて、仕方なくてだろうけど。
ショーゴさんは、よしよしと頭を撫でてくれた。

「なんで、飲んじゃったのー?」

「スマホ。メッセージ来てたの、見ちゃった」

一瞬しか見てないけど、言い訳ばっかりだった。いっつもそう。
思い出したくもない。

「奥さん居るのは、知ってる。けど……」

元彼は、勤め先の店長だった。
棚卸しの後、打ち上げ!って、飲みに誘われて。
ほかの人も一緒だから良いかなって思ったら、途中で私以外の二人が抜けて。
知らなかったけど、その二人、付き合ってたらしい。
で。

(俺、男としてどう思う?)
(うち、もう何年もレスなんだよねー……なんとかしたいんだけどさあ)
(このままじゃ、子供が大きくなったら、離婚かな)

店長の愚痴?を聞いてるうちに、可哀相になっちゃって。

(淋しいの?……俺と同じだね)
(配属された時から、良いなって思ってた。ずっと特別に思ってた)
(言える日が来るなんて、夢みたいだ……好きだよ、真帆)

酔っぱらった私の悪い癖が出て、店長の話にも、流されて。
いつの間にか気がついたら、店長に抱かれてた。
……でも。

「店の子に誘われて仕方なかったって、何よ……」

私だけだと、思ってたのに。
私の代わりなんか、いくらでも居るんじゃない。
私のことも、どこかでそう言ってるんじゃないの?
「誘われて仕方なかった」って。

そう思ったら、飲みたくなった。
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