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夜ごと疚しい夢を見る(「初めて女を~」ピックアップ御礼)
第1章 夜ごと疚しい夢を見る
『娘は森の中で、黒い獣に話し掛けられました』
「……『お嬢さん、どこへ行くんだい?』」
「きゃあ!」
ビスカスに耳を噛む様に囁かれてびくっとしたローゼルは、本を落としそうになりました。
「イヤでしたか?」
「ううんっ……なんだか、体が、ビリビリするだけ……」
ローゼルはお腹の奥がふわふわして、膝をもぞもぞと擦り合わせました。
「そうですか……続きを、お嬢様」
「んっ……」
ローゼルは、また一枚めくりました。
『こんにちは。私は今から、森の中の、泉に行くの』
「あ!!ゃああん、なにっ」
「リュリュの体にも、森の中の泉みてぇな所が有るんですよ……ほら」
ビスカスはローゼルの脚の付け根に手を伸ばして、湿り気の有る脚のあわいを指で探っておりました。
「……あっ……ぁん……ゃあん……」
「こうしていると、だんだん溢れて来んですよ」
ローゼルは体が疼いて、本を閉じてしまいそうになりました。
「ビスカスっ……変っ……変なのっ……いっぱい、ビリビリするのっ……」
「ビリビリするのは、イヤですか?」
「んっ、うぅんっ……すきっ……すきぃ、気持ちいいっ……」
「そうですか……そりゃ良かった」
ビスカスは微笑むと、ローゼルの耳元で囁きました。
「……では、絵本の続きをどうぞ、お嬢様」