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扉の向こう
第8章 終わらない夜
カチャ。ゆっくりと扉が閉まる。閉まると同時にどちらからともなく抱き合い、貪りあうように口づけをかわす。そして、お互いに求めている行為を確認すると一旦離れる。二人は邪魔なジャケットを、急いでその場で脱ぐと、今度は香菜が男の頭に腕をまわし、抱きつき、半ば口を開きながら唇を男に重ねる。キスの音が二人の理性を壊していく。男の左手は香菜の頭の後ろを包み、右手はもうすでにスカートの中に潜り込んで、お尻を揉んでいる。僚太の激しい息使いが、香菜の首筋に熱い余韻を残していく。香菜からもれる吐息が男の本能を刺激する。男の左手は香菜の頭から離れ、シャツの上から胸の柔らかさを力強く堪能しており、右手はパンティーから手を潜らせ、お尻を堪能している。香菜は両手で男の首に抱きつき、男は左手を香菜のシャツの裾から中に入れて乳房を揉みしだく。男の後頭部や背中をさ迷う香菜の手が、香菜の発情具合を男に伝える。男は不意に左手を乳房から離し香菜の肩を抱く。そしてそのまま男が香菜を抱きながらゆっくりと後ずさりし、男の背中は壁にたどり着く。男は優しく香菜と体勢を入れ替え、香菜を壁に寄りかからせる。男は密着した壁ドンのような体勢から、香菜を見つめながら身体を離し、左手をシャツの裾から乳房に戻し、右手はふとももを激しく撫でる。思ってもいない壁ドンにドキッとしつつも、香菜は男を抱き寄せキスをするように促す。男は手を止める事無く、左手の指先がブラジャーの隙間から入り先端を優しく二本の指で挟む。香菜は思わず、「ンッ」身体をびくつかせながら、二人の唇の隙間から声にならない声が出た。右手がブラジャーのホックを外すと、シャツのボタンを外した。香菜のはだけたシャツから、だらしなくぶら下がっているだけのブラジャーと、お酒に酔い少し汗ばんだ素肌が露出する。男の両手は香菜の乳房を揉む。「あっ・んんっ・・」香菜は乳首と乳房から来る刺激に素直に反応する。男の愛撫は勢い付き、熱い波が香菜の身体に打ち寄せる。男が香菜のシャツを脱がす。「ちょっと待って、僚ちゃん」風呂に入っていないのを気にした香菜は、僚太の背中にまわした手をばたつかせ、落ち着かせようとする。興奮した僚太はお構い無しに香菜の首筋を愛撫する。「僚ちゃん待っててば、お風呂に入らせて。このままするのは嫌」
「大丈夫だよ。気にならないよ」僚太は首筋から答えた。
「大丈夫だよ。気にならないよ」僚太は首筋から答えた。