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扉の向こう
第8章 終わらない夜
「私が嫌なの。止めないと私帰る。」香菜は僚太を両手で離しながら答える。「わかったよ。」僚太は拗ねた様に言うと、渋々愛撫を止め香菜から離れた。香菜はシャツとブラジャーを脱ぐと、脱ぎ捨てた二人のジャケットを手早くクローゼットに掛けながら「じゃあ、私から入ってくるね。」と言うと、シャワールームに消えて行った。興奮がまだ覚めない僚太は、椅子に座ると「くっそー、一発目はこのまま行けると思ったのに。まあいいか、シャワールームも狭いし続きはシャワー後だな。けど今日の外で待ち合わせのデートは成功だったな。俺を見た香菜の驚いた顔は最高だったし、二人でバーにも行けたし、改めて香菜を口説いてホテルに来れたし。今日の作戦成功だな。風呂から上がったら今度こそ香菜を犯しまくってやる」今日の流れを思い返し、デートの成功を確信し喜んでいた。シャワールームから香菜がシャワーを浴びる音がしている。「それにしても長いな」僚太は何気にテレビをつけて香菜の長風呂を待つ事にした。
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