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扉の向こう
第9章 終わらない夜2
「カンパーイ」素肌に備え付けのルームウェアを着た二人が酎ハイを持って乾杯する。「やっぱ、風呂上がりの一杯は最高だね。」香菜の笑顔が眩しい。「そうだね。この一杯は別格だよね。」僚太は笑顔で答えたが、心の中ではどのタイミングで犯すかを考えていた。何気にテレビをつけて、深夜のバラエティー番組を見る。僚太は酎ハイ片手に笑っている香菜の横顔を見ると、幸せだなと思いつつも、これからその笑顔を歪ましてやると意気込んでいた。僚太は残り少なくなったビールを一気に飲み干す。「香菜は後どのくらい?」「ちょっと待って、もう少しだから」と言うと香菜も一気に酎ハイを飲み干す。僚太はルームウェアを脱ぎベッドに潜ると、ベッドサイドランプを点けて香菜にも入るよう促す。香菜は部屋の電気を消す。ベッドサイドランプのオレンジの優しい光が香菜を照らす。香菜はその光の中でゆっくりとルームウェアを脱ぐと、オレンジの光と影のシルエットが一糸纏わぬ香菜を妖しく彩る。そして僚太を少し焦らす様にゆっくりと僚太の左側に潜り込む。僚太は左腕に香菜がたどり着くと、貪りつく様に唇に吸い付く。香菜はあまりにも強く舌を吸われ、激しく求められている事には多少興奮したが、正直痛かった。「あーあ、またこの展開か」香菜は心で残念そうに呟く。少し僚太を落ち着かせるように背中を叩いたが、全く落ち着くことは無かった。右手は焦らす事無く胸を乳首までしっかり摘まみながら揉んでおり、左手は腕枕をして、肩をしっかり抱いている。香菜の身体には大雑把な気持ち良さと、僚太の熱すぎる熱意だけが伝わっていた。「僚ちゃん、痛い。」「そんなこと言ってもここはどう思っているかな?」僚太は右手を香菜の茂みの奥に持っていく。「ほら、濡れてるよ。」そう言うと、僚太は香菜の上に覆い被さり、左手は胸に、右手はそのまま茂みの奥を荒々しく愛撫する。「やめて・・・痛い・んっ」香菜は反応してしまう自分が嫌だった。そんな事は露知らず、僚太は香菜の反応を喜んでいると勘違いして、行為をエスカレートさせていく。「やっぱり感じてるんじゃないの?」僚太はそう言うと口を乳首に持っていく。強いだけの刺激が香菜の身体を包んで行く。「んっ・・だから・・・痛いってばっ・・」香菜は僚太の手を払いのける。無理やりの行為に興奮している僚太は、香菜の抵抗が本気かそうでないか判らず、喜んでいると勘違いをしていた。