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アイドルと恋人契約
第2章 一週間目
前回同様アイマスクをつけてマンションまでついたあと、部屋の前まできて山田は帰って行ってしまった。
曰く「邪魔者なので」だそうだ。
そう言われると、本当に恋人のような気がしてしまう。
一ヶ月の契約だけ──みずきはそう自分に言い聞かせる。
たった一言送られてきたLINEだけでも飛び跳ねたいくらい嬉しい。
でもそれは、アイドルと接していられているからで、恋ではない。恋人のような振りをしたって、これは一ヶ月だけ。
前回は挨拶だけだったが、今回は正式なデート、ということになる。
一ヶ月後に苦しくならないように、自分に何度も言い聞かせる。
翔が優しくても、それは偽りの恋人に向けてであって自分へではない。好きになっちゃだめだ、自分が特別だと思ってはだめだ。
相手と自分の世界は違うのだ。
そう何度も言い聞かせて、みずきはチャイムを押した。
すぐにロックが外れる音がする。
みずきが扉に手を伸ばし──それはみずきが触れる前に開いた。
曰く「邪魔者なので」だそうだ。
そう言われると、本当に恋人のような気がしてしまう。
一ヶ月の契約だけ──みずきはそう自分に言い聞かせる。
たった一言送られてきたLINEだけでも飛び跳ねたいくらい嬉しい。
でもそれは、アイドルと接していられているからで、恋ではない。恋人のような振りをしたって、これは一ヶ月だけ。
前回は挨拶だけだったが、今回は正式なデート、ということになる。
一ヶ月後に苦しくならないように、自分に何度も言い聞かせる。
翔が優しくても、それは偽りの恋人に向けてであって自分へではない。好きになっちゃだめだ、自分が特別だと思ってはだめだ。
相手と自分の世界は違うのだ。
そう何度も言い聞かせて、みずきはチャイムを押した。
すぐにロックが外れる音がする。
みずきが扉に手を伸ばし──それはみずきが触れる前に開いた。