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アイドルと恋人契約
第2章 一週間目
食事を終えて、片付けをして帰る。
そんなスケジュールだと思っていたはずなのに、気づけばみずきはシャワーを浴びていた。
食器を洗おうと水を流し出したところで、翔に止められてしまったのだ。
帰るつもりだったみずきに対して、翔は全くそうではなかったらしい。
「シャワー浴びて来なよ」と当たり前に言うものだから、ついそれに従ってしまった。
(──え?もしかしてこれって……)
そういうこと、なのだろうか。
意識した途端、これが本当に現実か疑いたくなってくる。
一ヶ月、翔の彼女になれる、そこまでは理解できる。が、それはつまり。
「翔は私と、その……」
シャワーの音にかき消された小さな声。
綺麗な人に囲まれているだろう翔が、わざわざ自分なんて相手にするのだろうか。
翔が自分のことをどう思っているかわからないし、今日どうなるかも、わからない。
そんなスケジュールだと思っていたはずなのに、気づけばみずきはシャワーを浴びていた。
食器を洗おうと水を流し出したところで、翔に止められてしまったのだ。
帰るつもりだったみずきに対して、翔は全くそうではなかったらしい。
「シャワー浴びて来なよ」と当たり前に言うものだから、ついそれに従ってしまった。
(──え?もしかしてこれって……)
そういうこと、なのだろうか。
意識した途端、これが本当に現実か疑いたくなってくる。
一ヶ月、翔の彼女になれる、そこまでは理解できる。が、それはつまり。
「翔は私と、その……」
シャワーの音にかき消された小さな声。
綺麗な人に囲まれているだろう翔が、わざわざ自分なんて相手にするのだろうか。
翔が自分のことをどう思っているかわからないし、今日どうなるかも、わからない。