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アイドルと恋人契約
第2章 一週間目
翔の指先がそっと、みずきの毛先に触れる。
胸元まで伸びたセミロング。すらりと長い指が髪を一束つまみ、優しく撫でた。
「服、似合ってるね」
すぐ至近距離から、少しひそめた翔の声。吐息がかったその声は甘く、そして艶やかだ。
いつの間にか太ももから膝までがそっと近づき、触れる。
あたたかな体温が服を通してじんわりと伝わってきて、それがまるで麻薬のように身体中に浸透する。
うるさいくらいに高鳴る心臓の動きとともに、血流が身体を小さく震わせた。どく、どく、と耳元が脈を打ち、翔の瞳に見つめられ、動けなくなる。
ゆっくりと翔の視線がみずきの顔から下がり、白い首筋にたどり着く。
胸の前までかかっていた髪を、細長く、それでいて男性的な指がそっと肩の後ろによけた。
「緊張してる?」
翔の唇が、みずきの耳につきそうなくらい近くまで迫ってくる。
胸元まで伸びたセミロング。すらりと長い指が髪を一束つまみ、優しく撫でた。
「服、似合ってるね」
すぐ至近距離から、少しひそめた翔の声。吐息がかったその声は甘く、そして艶やかだ。
いつの間にか太ももから膝までがそっと近づき、触れる。
あたたかな体温が服を通してじんわりと伝わってきて、それがまるで麻薬のように身体中に浸透する。
うるさいくらいに高鳴る心臓の動きとともに、血流が身体を小さく震わせた。どく、どく、と耳元が脈を打ち、翔の瞳に見つめられ、動けなくなる。
ゆっくりと翔の視線がみずきの顔から下がり、白い首筋にたどり着く。
胸の前までかかっていた髪を、細長く、それでいて男性的な指がそっと肩の後ろによけた。
「緊張してる?」
翔の唇が、みずきの耳につきそうなくらい近くまで迫ってくる。