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アイドルと恋人契約
第1章 契約
山田に促され助手席に乗り込むと、何かを手渡される。それは、黒いアイマスクだった。
「一応ね、つけてください」
言われた通りそれを装着すると、視界が真っ暗になる。
エンジンのかかる音がして、すぐに車が動き始めた。
いよいよだ、と動機が激しくなっていく。これからどこへ行くのか、本当に翔のところへ行くのだろうか、それとも──不安がじっとりとみずきの身体中を包み込む。
流れるラジオから翔の所属するグループの曲が流れていて、期待と不安でみずきは両手をぎゅっと握りしめた。
「一応ね、つけてください」
言われた通りそれを装着すると、視界が真っ暗になる。
エンジンのかかる音がして、すぐに車が動き始めた。
いよいよだ、と動機が激しくなっていく。これからどこへ行くのか、本当に翔のところへ行くのだろうか、それとも──不安がじっとりとみずきの身体中を包み込む。
流れるラジオから翔の所属するグループの曲が流れていて、期待と不安でみずきは両手をぎゅっと握りしめた。