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ちょうちょ
第6章 ストーリー4

「わー。いっぱい種類ある!」

メニューを開くなり、由衣は感動した。
メニューには、定番のいちご、レモンから紅茶、柚蜜などまで15種類ほどのかき氷が並んでいた。

「ねー。どれにしようね」
琉香は悩ましそうな顔をしている。

「迷うなー」
なんて言いながら由衣は心の中で、柚蜜かマンゴーかなぁ、と決めた。
琉香とお店に来る時はいつも料理をシェアするので、注文が被らないように琉香のチョイスを待っている。

「柚蜜美味しそうだなぁー。でも、やっぱ定番のいちごミルクにしとく」
という琉香の言葉を聞いて、ちょうど良いと思いながら、由衣もメニューを決める。

「私は柚蜜だなー」

「え、本当?ちょっと分けて」

琉香が嬉しそうなので、由衣も笑顔になって

「もちろん!琉香ちゃんのもね!」
と言った。
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