この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ちょうちょ
第6章 ストーリー4
「わー。いっぱい種類ある!」
メニューを開くなり、由衣は感動した。
メニューには、定番のいちご、レモンから紅茶、柚蜜などまで15種類ほどのかき氷が並んでいた。
「ねー。どれにしようね」
琉香は悩ましそうな顔をしている。
「迷うなー」
なんて言いながら由衣は心の中で、柚蜜かマンゴーかなぁ、と決めた。
琉香とお店に来る時はいつも料理をシェアするので、注文が被らないように琉香のチョイスを待っている。
「柚蜜美味しそうだなぁー。でも、やっぱ定番のいちごミルクにしとく」
という琉香の言葉を聞いて、ちょうど良いと思いながら、由衣もメニューを決める。
「私は柚蜜だなー」
「え、本当?ちょっと分けて」
琉香が嬉しそうなので、由衣も笑顔になって
「もちろん!琉香ちゃんのもね!」
と言った。