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ちょうちょ
第6章 ストーリー4
由衣は正面から見て、間違いなく知っている顔だと思ったが、やっぱり思い出せないので「久しぶりの人」だと判断した。
しかし男性が不思議そうな顔をしたので、余計なことを言ったかな…と不安になったが
「うん。久しぶり」
と返ってきたので、ホッとした。
「よく来るんですか?」
「まぁね。近くで仕事してるから」
「へぇ、知らなかったです」
「言わなかったっけー。今から家に帰るの?」
「はい。特に用事もないので帰ります」
「では」っと言って立ち去ろうとした瞬間。
「ふーん。暇なら久しぶりに一緒に飲まない?」
由衣はしまったと思った。無難に会話して墓穴を掘らないうちに帰ろうと思ったのに、帰りづらい流れになってしまった。
「はい!いいですねー」
咄嗟に断り文句が浮かばず、承諾する。
しかし男性が不思議そうな顔をしたので、余計なことを言ったかな…と不安になったが
「うん。久しぶり」
と返ってきたので、ホッとした。
「よく来るんですか?」
「まぁね。近くで仕事してるから」
「へぇ、知らなかったです」
「言わなかったっけー。今から家に帰るの?」
「はい。特に用事もないので帰ります」
「では」っと言って立ち去ろうとした瞬間。
「ふーん。暇なら久しぶりに一緒に飲まない?」
由衣はしまったと思った。無難に会話して墓穴を掘らないうちに帰ろうと思ったのに、帰りづらい流れになってしまった。
「はい!いいですねー」
咄嗟に断り文句が浮かばず、承諾する。