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ちょうちょ
第9章 [官能] 浴室で
「…なんで?」
分かっていたが、聞いてしまう。
「由衣ちゃんの恥ずかしそうなところが見たい」
さすがにいつも積極的な由衣もすることが躊躇われた。
しばらくたつきを見つめる。
触ってくれる様子はない。
「たつきさ…ん。触って?」
それでも触ることなく、黙って見下ろす観察するような視線にだんだんと由衣の被虐心が煽られてくる。
やがて…
「……んっ」
たつきから視線を逸らすとそっとシャワーを当てた。
「っく、…ふぅっ、っは」
欲しがっていた快感を自分で得て、それを見られている。
「っ、んっ、っあ、あ」
恥ずかしい。でも、やめたくない。
たつきはこの姿をどんな思いで見ているんだろう。
由衣の頭の中に羞恥の感情がぐるぐるする。
由衣はシャワーの位置を調整して、気持ちの良いところを探る。
「んっ、あ、ぁ、ああ、あ」