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義妹(いもうと) 舞ちゃん
第13章 七回忌ですね。
『キョウスケ。もしも天国で私がそういうサイドビジネスをしていることを心配してくれるなら… 私は平気だから大丈夫。 その代わり…お願いがあるの? あのね、キョウスケ…。 お義兄さんに誰か素敵なお相手を天国から見つけてあげて、あ!早とちりなキョウスケだから言っておくと、天国の亡くなったかたのなかから素敵なお相手を見つけるんじゃないよ。いい?大丈夫? キョウスケのいる天国から、私たちのいるこの世を眺めて、そのなかから素敵なお相手を見つけるんだよ!わかったかな?キョウスケ…。 ホントにお願いね。 私もリュウも都会で二人で暮らすことに疲れ果てたときに、お義兄さんがこの町に迎えたくれたから生きてこれたの…。 私もお義兄さんのお世話をできる限りしてるけどさ… やっぱり歳が19歳も離れてるから、たまにお義兄さんは私によそよそしいときがあるの。 そんなときは私、何もしてあげれなくて………。 だからお願いよ。』
マイコの長いキョウスケへの語りかけは
檀那寺の僧侶の
長い読経が終わるまで
延々と続いたのだった。
マイコの長いキョウスケへの語りかけは
檀那寺の僧侶の
長い読経が終わるまで
延々と続いたのだった。