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第16章 夏の日の思い出。

ホッ………。


一瞬
ケンヤ君の
私の水着姿への反応が
嬉しそうだったから
焦ったけど…

どうやらまだ
パレオの下が私の下着だとは
気づかれずにすんだわ…。



まったくリュウめ！
ひとの水着を部屋に家に置いたままで
ちゃっかり自分の分だけは
忘れずに持ってきやがって…！


マイコは
無邪気に
砂浜の波打ち際から
『ママ〜！こっちこっち！！』と
楽しそうに手を降るリュウを
見つめながら
タメ息をついた…。