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義妹(いもうと) 舞ちゃん
第7章 ビジネス始めちゃうかも。
『オッケーストア。︙潰れちゃったんだね。 舞ちゃん、これからどうする? また、どこか仕事探してみようか?』

鉄工所の奥の事務所で
タイスケが
マイコを気にかけて
おちゃを出しながら
そう言葉をかけた。


マイコは
タイスケが淹れてくれたお茶を
飲みながら
『うん………。でもお義兄さんに頼ってばかりじゃあね。 あ…。遠慮してるわけじゃないよ。でもさ、この町で生きていくって覚悟決めてこっちに来たんだから、リュウをちゃん育てるためにも、ここは自分の力で仕事探すよ。』と
明るく微笑みながら
そう答えた。


『ところでさ、マイちゃん。聞いたよ…。この前、駅前の喫茶店で男の人とお茶してたでしょ?』
タイヘイは
ニコニコしながら
マイコにそう興味津々の顔で
質問をしてきた。


『ヤダ…。さすが田舎町だ! 誰かが見ていたのね。 ウフッ…! 実はね、あの人オッケーストアによく買い物に来る大学生の男の子なんだよね。 前からずっと私とお茶したいとか、食事したいとか…熱心に誘ってきててさ… あまりにもそれが頻繁だったから、ハイハイ分かりました〜って感じで、お茶しちゃっただけ。 もうすぐ大学卒業して、地元に帰るそうだから。思い出作りのボランティアかな…。 あ!もしかして、お義兄さん………私のこと心配した?』
マイコは
タイヘイにわざと
甘えるようにおどけて
タイヘイの表情を覗き込むように見つめた。


『バ、バカなことを… 僕は一応はマイちゃんの義理のでも兄貴だし、一応は家族のつもりだからね…。こんな狭い田舎町なんだから、僕がまったく知らなかった…ってわけにもいかないでしょ?』
タイヘイは
照れくさそうに
そう答えてマイコの視線から
わざと自分の視線を外した。
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