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第13章 七回忌ですね。

マイコが
【Angel　Wife】のサイト上で
【マイマイの部屋】をオープンしてから
もう半年以上が過ぎようとしていた。


マイマイの部屋には
マイコの熱烈なファンが
すでに何10人も存在していたが

そのなかで特に
マイコに積極的にメッセージを送り
さかんに
リクエスト商品を求めるのが

マイコにとり初めての
リクエスト商品出品だった
使用済みバイブとオナニー動画セットを
落札した
西園寺篤麿【サイオンジ　アツマロ】
そして
各務原太【カガミハラ　フトシ】の
2人だった


マイコはたまに
アツマロさんやフトシさんって
いったいどんな人なんだろう？と
想像することもあった…。


マイコの場合
さまざまなリクエスト商品の
オークション落札価格の平均が
約75000円ほどで
月に3品ほどリクエストに応じて出品すると
15万を少しだけ超える収入になり

それ以外の
通常商品の出品でも
使用済み下着や
使用済み生理用品
唾液、オシッコなどが
大量に購入されて
平均収入は月に30万円ほどになり

それらマイマイの部屋からの総収入が約45万円。

これに
表向き本業にしている
コンビニパートのお給料が月に15万ほどなので

合計すると60万円の月収が
確保できるようになっていた。


『まあボーナスがないけど、実年収がおよそ700万円弱…。　維持したいなぁ…。　最低限これだけあれば、リュウにも肩身の狭い思いもさせないですむ暮らしができるからね…。』
マイコはそう呟いたあと

『キョウスケ…。見守ってくれてる？サイドビジネスの件は大目に見てね。身体を売ってるわけじゃないからね！　………それよりも、ちゃんと天国から私とリュウを見ていてくれてる？　………脳天気だから、キョウスケもうこの世でのこと忘れてない？　ｳﾌｯ…』
マイコはそうも呟き
一人で吹き出し笑いをした。


キョウスケの7回忌が
すぐそこに迫っていた…。