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秘密の師範と内緒の愛弟子(ビスカスさんのサイドストーリー)
第7章 婦人の悩みと殿方の困惑
「ああ、下の口!おそそまたはまんこまたはおめこのことですね!!」
図らずも女性器の新たな言い方を知ったジャナは、嬉々として激しく興奮しました。
……勿論、性的にではなく、痴てk……でもなく知的にです。
(思わぬ所で、良い事聞いた……北の山の方ではぼぼ、都の近くだと女門……そっちは地域じゃなくて身分かも、良い家の三男だとか言ってたし)
ついでに二人それぞれに男性器はなんと言うのか聞いてみたくてたまりませんが、今は西の御館様の事を知る為に話を聴いて居るのです。多分聞いても「変なこと聞くなあ、ジャナだからな」で済むのでしょうが、万が一不審に思われても困ります。
ジャナは、ぐっと我慢しました。
「お前、色んな言い方知ってんなー……その、ぼぼだかそそだか言うニョモン?にちんこ入れっ時が、冷てーんだわ」
「入れる時?入り口が、ですか?」
(ぼぼにはちんこ……っ!)
思いがけなく望みが叶ったジャナは、緩みそうになる口元を引き締める為に殊更難しい顔を作りながら訊ねました。
「入り口もだったかな……でも、入れても冷てーんだぞ?な?」
「ああ。他の女であそこまで魔羅が冷たい思いをした事は無いな」
(わ!ニョモンにはマラなんだ!!)
そちらまで知れた喜びに耐えきれず、ジャナの口元は遂に少し緩みました。