この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密の師範と内緒の愛弟子(ビスカスさんのサイドストーリー)
第4章 天女とじゃじゃ馬

「……療術の師匠が、時々申して居りました。『遊びで付き合う相手ならともかく、結婚する相手とは、夜の満足をきちんと確かめ見極めてから添うべきだ』と」
「……っ……!!」
「違うのですか、姉様?」
「違っ……ゎ……」

 真っ赤になって口籠もった奥方を、ジャナは不思議そうにじーっと見詰めました。
 そのジャナの肩を、誰かがとんとん、と叩きました。

「もしもし、ジャナちゃん?」
「はい?なんですか、お猿さん」
「う゛?!」

「ジャナ、さっき紹介したでしょ?そいつの名前は『猿』じゃなくて、『ビスカス』よ」
「はい、存じております。でも、先程師範さまがとても嬉しそうに猿猿お呼びだったものですから……猿の方が嬉しいのかな?と」

 ウバシは一瞬鳩が豆鉄砲を喰らった様な顔になりましたが、その後ことさら眉間に皺を寄せ、ずいっとジャナに詰め寄りました。

「良いこと?ビスカスが、本名なの。私が何と呼んでいようが、ビスカスさんとお呼びなさい。アンタにとっちゃ兄弟子よ?それなりに対応なさい」
「……理解しました、師範さま。『猿』ではなく、『ビスカス』が正式という事ですね。……何か御用ですか、ビスカスさん。」

「俺と、手合わせしやしょ。」

「えっ!?」
「ええっ!!」

 それを聞いて奥方は青くなり、ジャナはぴょん!と飛び跳ねました。
/118ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ