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プロポーズ体験売り出します
第2章 二人だけのオフィス
「菱沼君よろしくね。こんだけ男がいても女子の要求が厳しいからさ、
仲間が増えて大助かりだよ。さっそく男だけで歓迎会やろうな」
Tシャツの胸がムキッとしたイケメン先輩が俺の背中をポンとたたく。
細マッチョ系、髪の長いモデル風系、クリエーター気分丸出しだけど
顔も服のセンスも良い系と、色とりどりのイケメンがそろっている。
じつはこれってあの社長の好みなんじゃね?と妙に納得した。
最後に社長室のドアをノックして、まり恵ちゃんは大きな動作でドアを開ける。
ソファに座る社長の横にひざまずくようにして若い女がタブレットを操作していた。
梶原社長はちょっと居ずまいを直したが、若い女は余裕の態度で俺達を振り返った。
俺が目を合わせると、女はすっと立ち上がってちょこんと頭を下げた。
「ああ菱沼君、今日からだったね、よろしく」
「お世話になります、よろしくお願いします」
挨拶の言葉もそこそこに、まり恵ちゃんはでは失礼します、と俺の腕に手を添え
部屋を出る。ドアを閉める時、まり恵ちゃんは社長と視線を絡ませていた。
意味ありげな視線。
やっぱりこの二人、できてる、絶対。
仲間が増えて大助かりだよ。さっそく男だけで歓迎会やろうな」
Tシャツの胸がムキッとしたイケメン先輩が俺の背中をポンとたたく。
細マッチョ系、髪の長いモデル風系、クリエーター気分丸出しだけど
顔も服のセンスも良い系と、色とりどりのイケメンがそろっている。
じつはこれってあの社長の好みなんじゃね?と妙に納得した。
最後に社長室のドアをノックして、まり恵ちゃんは大きな動作でドアを開ける。
ソファに座る社長の横にひざまずくようにして若い女がタブレットを操作していた。
梶原社長はちょっと居ずまいを直したが、若い女は余裕の態度で俺達を振り返った。
俺が目を合わせると、女はすっと立ち上がってちょこんと頭を下げた。
「ああ菱沼君、今日からだったね、よろしく」
「お世話になります、よろしくお願いします」
挨拶の言葉もそこそこに、まり恵ちゃんはでは失礼します、と俺の腕に手を添え
部屋を出る。ドアを閉める時、まり恵ちゃんは社長と視線を絡ませていた。
意味ありげな視線。
やっぱりこの二人、できてる、絶対。