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プロポーズ体験売り出します
第5章 二人目のお客様
「なんだか彼女・・・訳アリみたいだし、もっと元気出して楽しく過ごしてほしいって
オンナの先輩として心配しちゃうのよ」
20代の半ばで人生悟っちゃってるみたいなとこが、まり恵ちゃんには気になるようだ。
「そうっすね。いいと思います。じゃあ俺がガチで選んできていいっすか?」
「いいわよぉ。あ、そうだ、どんなの選んだか写メ撮ってみせてね」
女子って他人のためのプレゼントにだってウキウキとテンション上がるんだから、
貰う本人はもっとテンション上がって喜んでくれるはずだ。
よし、本気モードで選んでやる。
彼女の、絹田彩加の世の中悟ったような冷めた目をキラキラと輝かせてやる、と
闘志のような妙なやる気を抱えながら、
表参道の光輝くショーウィンドウを渡り歩いた。
オンナの先輩として心配しちゃうのよ」
20代の半ばで人生悟っちゃってるみたいなとこが、まり恵ちゃんには気になるようだ。
「そうっすね。いいと思います。じゃあ俺がガチで選んできていいっすか?」
「いいわよぉ。あ、そうだ、どんなの選んだか写メ撮ってみせてね」
女子って他人のためのプレゼントにだってウキウキとテンション上がるんだから、
貰う本人はもっとテンション上がって喜んでくれるはずだ。
よし、本気モードで選んでやる。
彼女の、絹田彩加の世の中悟ったような冷めた目をキラキラと輝かせてやる、と
闘志のような妙なやる気を抱えながら、
表参道の光輝くショーウィンドウを渡り歩いた。